シェアする落語

生落語の魅力をあなたとシェアしたい、あなたにも生落語の魅力をシェアしてほしい。スマホで撮影・SNSで拡散、みんなで若手落語家を応援しちゃう落語会『シェアする落語』のご案内です。

『シェアする落語』次回は7/7です。

2019年06月

雷門音助インタビュー(目次)

『シェアする落語 第19回 雷門音助』を開催するにあたり、音助さんにインタビューさせていただきました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。インタビューは2017年9月30日と11月12日に行いました。
(公開が遅れたことをお詫びいたします、また、公開が遅れたにもかかわらず掲載を快諾していただいた音助さんにお礼申し上げます)


文責は全て四家正紀(シェアする落語主宰)にあります。

雷門音助
昭和62年11月30日生まれ
2011年 10月 雷門助六に入門
2016年 2月より二ツ目昇進

※雷門音助さんの出演情報はこちらからどうぞ

◆第4回 落語作家井上のかたち 寸志・音助 新作ふたりづれ

6月 22日 (土曜日)開場:18時半 開演:19時 


出演:立川寸志「正体見たり(井上新五郎正隆原作)」他一席

  ・雷門音助「長屋のお練り(井上新五郎正隆原作)」他一席

料金:予約2500円 当日2800円

ご予約はらくごカフェまでお願いいたします。

rakugocafe@hotmail.co.jp 電話:03-6268-9818(平日12時~18時)

※定員50名

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雷門音助インタビュー(10)「なんかわからないけど聴きたくなる噺家」に

『シェアする落語 第19回 雷門音助』を開催するにあたり、音助さんにインタビューさせていただきました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。インタビューは2017年9月30日と11月12日に行いました。
(公開が遅れたことをお詫びいたします、また、公開が遅れたにもかかわらず掲載を快諾していただいた音助さんにお礼申し上げます)


文責は全て四家正紀(シェアする落語主宰)にあります。

雷門音助
昭和62年11月30日生まれ
2011年 10月 雷門助六に入門
2016年 2月より二ツ目昇進
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(撮影:常山剛)

(前回(9)はこちら)

■二ツ目同士の切磋琢磨
いまは、二ツ目だけの会って多いじゃないですか。
毎回違う二ツ目が出る落語会があって、そのなかのひとりとして出演させてもらえて、そこからまた別の会に呼んでもらえたりします。二ツ目のなかでトップでなくても、お声を掛けていただける。ありがたい時代なんでしょうね。
でも「自分がいいから呼ばれているのか、そうでもないのか。全く分からない」とも思います。

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雷門音助インタビュー(9)二ツ目昇進

『シェアする落語 第19回 雷門音助』を開催するにあたり、音助さんにインタビューさせていただきました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。インタビューは2017年9月30日と11月12日に行いました。
(公開が遅れたことをお詫びいたします、また、公開が遅れたにもかかわらず掲載を快諾していただいた音助さんにお礼申し上げます)


文責は全て四家正紀(シェアする落語主宰)にあります。

雷門音助
昭和62年11月30日生まれ
2011年 10月 雷門助六に入門
2016年 2月より二ツ目昇進
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(撮影:常山剛)

(前回(8)はこちら)

■昇進が決まる
前座の数が多い・少ないとか、その時期にもよるんですけど、落語芸術協会の場合だいたい前座4年で二ツ目に昇進します。
昇進のときには、新宿末廣亭・池袋演芸場・浅草演芸ホール・国立演芸場の各寄席で出番が組まれて、新宿か池袋からスタートして各寄席をぐるっと回るんです。自分がいつ二ツ目に昇進するのか、だいたいは分かるんです。けれど正式なことは理事会で決まらないとわからないから、勝手に言うことは出来ない。

前座の終わり頃になると、落語会の打ち上げでお客さんに、「二ツ目決まったの?いつごろなの?」って聞かれるんですよ。この会話が嫌で。
だいたい分かるけど、言えない。もどかしい。もったいぶっているみたいで。

2014年の9月、正式に二ツ目昇進が決まりました。翌2015年2月の中席です。
気持ちは半々でしたね。嬉しさと「もっと噺覚えとけばよかった」という後悔です。これは今でも日々思います。

昇進決まっても、はしゃいだ気持ちにはなれなかったです。
というのは、初席の総立て(立前座の筆頭)を控えていたので。
前座は4年の間に「初席」「真打昇進披露」「夏の特別興行」というイベントを4回経験することになるんです。
最後に「初席の立前座」は絶対最後経験しておきたいなって思ってましたけど、一方で初席でなんかあったらどうしようという気持ちで気が抜けない。二之席に入ってやっと少し落ち着いたというか。
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雷門音助インタビュー(8)戦う二ツ目兄さんたちと、勉強会開始

『シェアする落語 第19回 雷門音助』を開催するにあたり、音助さんにインタビューさせていただきました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。インタビューは2017年9月30日と11月12日に行いました。
(公開が遅れたことをお詫びいたします、また、公開が遅れたにもかかわらず掲載を快諾していただいた音助さんにお礼申し上げます)


文責は全て四家正紀(シェアする落語主宰)にあります。

雷門音助
昭和62年11月30日生まれ
2011年 10月 雷門助六に入門
2016年 2月より二ツ目昇進
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(前回(7)はこちら)

■先輩たちの戦っている姿を見る
そうそう、『シェアする落語』にも呼んでいただきました。(桂)宮治兄さんの前座ですよね。


え、そんなに袖から兄さんの高座見てましたか僕(笑)。
僕はけっこう袖で見たいタイプなんです。前座が二ツ目の先輩方の高座を見る機会って少ないですからね。ワキの仕事でも、地域寄席、学校寄席、ホール・独演会、いろいろありますけど、二ツ目の独演会・勉強会で前座付けるケースは少ないですから。

でも宮治兄さんと(桂)伸三兄さんにはめちゃくちゃ仕事もらってましたね。あと小痴楽兄さんの会にもよく呼んでいだきました。
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雷門音助インタビュー(7) 持ちネタを増やす

『シェアする落語 第19回 雷門音助』を開催するにあたり、音助さんにインタビューさせていただきました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。インタビューは2017年9月30日と11月12日に行いました。
(公開が遅れたことをお詫びいたします、また、公開が遅れたにもかかわらず掲載を快諾していただいた音助さんにお礼申し上げます)


文責は全て四家正紀(シェアする落語主宰)にあります。

雷門音助
昭和62年11月30日生まれ
2011年 10月 雷門助六に入門
2016年 2月より二ツ目昇進
※シェアする落語 第19回 雷門音助 にて 撮影:yozora さん


(前回(6)はこちら)

■誰に何を教わるか、考えるのも修行
前座の頃にどのくらいネタを覚えるか。これは師匠によって指導方針はいろいろです。
うちの師匠は「増やせ派」。どんどん覚えろと言われました。
もうひとつ「誰から教わるか」。これも師匠によって違います。
自分で教える方と、いろんな師匠方から教わるように仕向ける方がいますね。「次は誰々のところ行って教わってこい、話付けとくから」というパターンですね。

最初「寿限無」「転失気」「たらちね」を小助六兄さんに教わって、師匠に上げていただいて、次の噺を覚えるとき、師匠には「誰に何を教わるか、自分で決めろ」って言われたんです。……でも、最初は分からないじゃないですか。誰に何を教わったらいいかなんて。
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雷門音助インタビュー(6) 寄席とワキと~前座修業の日々

『シェアする落語 第19回 雷門音助』を開催するにあたり、音助さんにインタビューさせていただきました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。インタビューは2017年9月30日と11月12日に行いました。
(公開が遅れたことをお詫びいたします、また、公開が遅れたにもかかわらず掲載を快諾していただいた音助さんにお礼申し上げます)


文責は全て四家正紀(シェアする落語主宰)にあります。

雷門音助
昭和62年11月30日生まれ
2011年 10月 雷門助六に入門
2016年 2月より二ツ目昇進
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(前回(5)はこちら)

■立前座の仕事

これはあとになって分かる話なんですけど、他の団体に比べると、落語芸術協会の楽屋は雰囲気がわりと緩いのかもしれません。

本当は、前座は先輩方、ましてや真打の師匠方はと喋っちゃいけないんです。聞かれたら答えるというのが決まりです。

でも先輩の春風亭昇吾兄さんは、師匠方とよく喋るんですよ。立前座(たてぜんざ)の時なんかすごかった。楽屋に入ってくる師匠がみんな昇吾兄さんいじって、昇吾兄さんがまた返すんですね。
でも、これを真似すると失敗するんです。昇吾兄さんのキャラクターだから許されることがあるんですね。
 
まあ僕も、自分が立前座になったら喋ってましたけどね。喋らないと楽屋仕切れないし、なにより喋りたいですよね。師匠方と。
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