三遊亭わん丈インタビュー
『シェアする落語 第18回 三遊亭わん丈』を開催するにあたり、事前にわん丈さんにインタビューを実施しました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。(前回)
せっかくですので、こちらでインタビューの全文を公開いたします。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。
NHKなにジェネ? キックオフイベントの司会 撮影:四家正紀
●見習いのころから作り始めた新作
新作落語を作り始めたのは、まだ名前も貰っていない頃です。(三遊亭)ふう丈兄さんと二人で見習いとして師匠の家に通っていたときてすね。
新作落語を作り始めたのは、まだ名前も貰っていない頃です。(三遊亭)ふう丈兄さんと二人で見習いとして師匠の家に通っていたときてすね。
最初に作ったのは『情報ラッシュアワー』という噺で、これはもう典型的なダメ新作で落語になっていない、コントみたいな噺でした。時間が落語的に進まない、ずーっと並列でゴールに向かっていない、テレビ的でその上理屈っぽい。
実はそのころ古典落語を『八九升』ひとつしか習ってなかったんです。落語のなにもかもが分かっていなかった。
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せっかくですので、こちらでインタビューの全文を公開いたします。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。
●「一番下」のまま2年
寄席の楽屋では頑張って働きました。大変は大変ですけど、仕事ですから辛いのは当たり前ですからね。
でも、いくら頑張っても、ホール落語や独演会など、寄席以外の「ワキ」の仕事はなかなか頂けませんでした。どういうわけか、他の一門に比べると、回ってくる仕事が少ないなぁと思っていました。
「太鼓は叩けてるはずだし、着物もちゃんときれいに扱えてるし、楽屋でちゃんと気配りもしてるつもりなのに、なんで自分にはワキの仕事来ないんだろう。あの前座は呼ばれているのに」って思っていました。続きを読む
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取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。
●見習いのまま初高座、そして楽屋入りまでの長い道のり
「通いで見習い」としての師匠宅での修業は、そんなにきついとは感じませんでした。
うちの師匠は、本当は何でも自分でやれちゃうし、兄弟子曰く「あまり物理的にはかまってほしくない」人なんです。また、おかみさんもいわゆる「噺家のおかみさん」というタイプではないんです。弟子がなんかしようとすると「ああ、やらなくていいよ、いいよ」みたいな。
『シェアする落語 第18回 三遊亭わん丈』を開催するにあたり、事前にわん丈さんにインタビューを実施しました。一部はご予約特典としてメール配信させていただいています。
せっかくですので、こちらでインタビューの全文を公開いたします。
取材は四家正紀が担当し、文責も四家にあります。
●ミュージシャン時代の悪戦苦闘
生まれは滋賀県の大津です。
中学生くらいから、漠然と「人前に出る仕事」をしたいという願望があったんです。
中学生くらいから、漠然と「人前に出る仕事」をしたいという願望があったんです。
地元の高校に進学して、大学受験の時にいろいろ考えました。
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